瀬戸内国際芸術祭2016 in粟島 ③
こんにちは。ライターのたんたんです!
今回取材してきた最後となる3人目の作家さんは
松田 唯さんです。
粟島芸術家村(旧粟島中学校)で作品制作されていて、
粟島海洋記念館から約5分ほどの場所です。
各作品展示場へは歩いて行ける距離なんですが、
粟島を巡りたい方は、自転車のレンタルもあるので嬉しいですね。
歩いていても海風が気持ちいいですよ!
粟島の穏やかな空気に癒されながら、粟島芸術家村に向かうと・・・
部屋いっぱいの作品に囲まれている 松田 唯さん を見つけました。
松田 唯 さん
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誰かのための染物店では、
想いをこめた作品を。
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松田さん:2014年と2015年に芸術家村で行った、
「誰かのための染物店」で制作した作品を展示しようと思っています。
注文者からの依頼を受け、布物ならなんでも作りました。
注文書を書いてもらうのですが、それが作品の代金になります。
実際に取材をして、作ってほしい理由やエピソードを聞き、
そのお話を参考に作品を制作します。
作品を作るうえで、日記をお借りすることもありますよ。
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粟島と、その島の人たちと、
一緒に取り組んだ作品制作。
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私が制作した作品と、島の人たちと一緒に作った作品があります。
ワークショップを開き、「のぼり」 を作ったんですが、
願いが叶うようにと願い事を書いて、
たくさんの人の思いが込められた作品になっていますね。
今回はもうひとつ、岩田とも子さんと一緒にANDNA(アンドナ)という
グループを結成しまして、粟島の中を航海するというコンセプトで
粟島船の航海 という作品を制作しています。
見ているうちに粟島全体が船に見えてきて、電柱がマストに見えてくるような (笑)
そんな作品観になっていますね。
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地域で使われ続ける作品を、
地元の人と一緒に作っていきたい。
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大学院生になったとき、日比野さんの研究室に入りまして、
ワークショップや地域での作品制作を通し、
染物を社会に活かすような、人と想いが繋がる制作をしていきたいと思いました。
生活の中で作品が、10年後もその先もずっと使われたらいいなと思いますね。
みんなで制作した 「のぼり」 が、8月のお祭りで毎年使われ続けられると嬉しいですね。
たんたん感想
たくさんある作品はどれも美しいものばかりで、
特にろうけつ染めで作られた作品は、淡い色の複雑な重なりがとてもきれいでした!
「のぼり」にはたくさんの願いが書かれていましたが、
一番多かったのは「ピンコロ」の文字でしたね。
私も帰りに港でピンコロ様に、手を合わせて帰りたいと思います。(笑)
作品展ではウエディングドレスもあるそうですよ!
たくさんの作品が見れる機会、見逃せませんね。
松田 唯さん、ありがとうございました!
今回の取材では3人の作家さんを取材させていただきました!
みなさんの作品に対する想いが直に伝わってきて、短時間では
取材しきれないと思いましたね。
ぜひ粟島で、芸術に触れてみてください!