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2016.9.26 |writer:

瀬戸内国際芸術祭2016 in粟島 ③

 

こんにちは。ライターのたんたんです!

今回取材してきた最後となる3人目の作家さんは

松田 唯さんです。

粟島芸術家村(旧粟島中学校)で作品制作されていて、

粟島海洋記念館から約5分ほどの場所です。

各作品展示場へは歩いて行ける距離なんですが、

粟島を巡りたい方は、自転車のレンタルもあるので嬉しいですね。

歩いていても海風が気持ちいいですよ!

粟島の穏やかな空気に癒されながら、粟島芸術家村に向かうと・・・

部屋いっぱいの作品に囲まれている 松田 唯さん を見つけました。

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        松田 唯 さん

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誰かのための染物店では、

想いをこめた作品を。

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松田さん:2014年と2015年に芸術家村で行った、

「誰かのための染物店」で制作した作品を展示しようと思っています。

注文者からの依頼を受け、布物ならなんでも作りました。

注文書を書いてもらうのですが、それが作品の代金になります。

実際に取材をして、作ってほしい理由やエピソードを聞き、

そのお話を参考に作品を制作します。

作品を作るうえで、日記をお借りすることもありますよ。

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粟島と、その島の人たちと、

一緒に取り組んだ作品制作。

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私が制作した作品と、島の人たちと一緒に作った作品があります。

ワークショップを開き、「のぼり」 を作ったんですが、

願いが叶うようにと願い事を書いて、

たくさんの人の思いが込められた作品になっていますね。

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今回はもうひとつ、岩田とも子さんと一緒にANDNA(アンドナ)という

グループを結成しまして、粟島の中を航海するというコンセプトで

粟島船の航海 という作品を制作しています。

見ているうちに粟島全体が船に見えてきて、電柱がマストに見えてくるような (笑)

そんな作品観になっていますね。

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地域で使われ続ける作品を、

地元の人と一緒に作っていきたい。

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大学院生になったとき、日比野さんの研究室に入りまして、

ワークショップや地域での作品制作を通し、

染物を社会に活かすような、人と想いが繋がる制作をしていきたいと思いました。

生活の中で作品が、10年後もその先もずっと使われたらいいなと思いますね。

みんなで制作した 「のぼり」 が、8月のお祭りで毎年使われ続けられると嬉しいですね。

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たんたん感想

たくさんある作品はどれも美しいものばかりで、

特にろうけつ染めで作られた作品は、淡い色の複雑な重なりがとてもきれいでした!

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「のぼり」にはたくさんの願いが書かれていましたが、

一番多かったのは「ピンコロ」の文字でしたね。

私も帰りに港でピンコロ様に、手を合わせて帰りたいと思います。(笑)

作品展ではウエディングドレスもあるそうですよ!

たくさんの作品が見れる機会、見逃せませんね。

松田 唯さん、ありがとうございました!

 

今回の取材では3人の作家さんを取材させていただきました!

みなさんの作品に対する想いが直に伝わってきて、短時間では

取材しきれないと思いましたね。

ぜひ粟島で、芸術に触れてみてください!

 

 

この記事を書いた人

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楽しいこと大好き!美味しいもの大好き! 本能のままに生きてます。 好きな生き物はサメ!!

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