瀬戸内国際芸術祭2016 in粟島 ②
こんにつは、ライターのたんたんです!
前回に引き続き、作家さんに取材していきたいと思います!
今回取材するのは、 山本浩二さん です。
粟島海洋記念館の中庭で作品制作されているそうなんですが、
実は、井上唯さんの取材に向かっている途中、
大きくて黒い作品が目立っていたので、かなり気になってました。(笑)
取材に行ってみると・・・かなり高いところに登っている人物が!
暑い中、ワイルドに作品制作されていた山本浩二さんを見つけました。
山本 浩二 さん
________________
海の底と海の上を繋いでくれる滑車。
滑車っておもしろい!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
山本さん:滑車をテーマに、江戸時代に沈没した「いろはまる」から、
サルベージを基に、滑車を使った作品を制作しています。
なぜ滑車かというと、まず造形しやすいと思ったんです。 自分も勉強しながらの制作なんですが、
定滑車や動滑車で いろんな力のコントロールができるんですよ。 おもしろいなと思いますね。
この作品は蒸気船と海底をイメージしているので、 海底と海上の二つの世界の関わりを見てほしいです。
滑車の仕組みを体験してもらえるようにしているので、
見て、触って、体験して楽しみながら学べる作品になっています。
たんたん:(おおおお!すごい!!動いてる!!!)
__________________
粟島に住んでいる方々はみんな元漁師で、
その知恵や技術を作品に活かしています。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
島の方々が色々とアドバイスをくれますね。
まだ使える滑車や縄をいただいたり、縄の使い方、編み方も教わりました。
粟島の方々は、みんな元漁師なんですよ。
その漁師さんの知恵や技術を教わりながら、作品を制作しています。
滑車に使っている縄の編み方も教えてもらい、 自分で滑車も作りました。
___________
なんでも楽しくおもしろく。
人生はギャンブル!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
若い頃からデザインや制作が好きでしたね。
あと、30歳の時に出家したんですよ。 ただ作品を作るよりも、
お坊さんが作品作りしてる方が、 おもしろそう、って思ったんです。(笑)
お坊さんの勉強をしながら、作品制作してましたね。
今まではアートとお坊さんとの関わりがないように
作品制作してたんですが 50歳も過ぎてきたところで、
仏教や禅と絡んでいく方向性も考えています。
形態的にまとめられた、禅とアートが融合した作品を制作したいですね。
まだ目論見で漠然としたイメージですけどね。
たんたん感想
足場も狭く、かなり高いところで制作されていたので、びっくりしました。
普段の生活の中で滑車に触れる機会はないと思いますが、
複雑な縄と滑車の組み合わせで起こる動きには、テンションが上がりました!
この日は曇りだったんですが、毎日暑い中制作されているそうで、
作品にかける想いが、日焼けにも表れているようです!!
とってもワイルドなお坊さん、いや、作家さんでした。(笑)
山本浩二さん、ありがとうございました!
次回は 松田 唯さん の取材をお届けします。